東京電力や九州電力などの、格付けの高い企業の社債の金利が、国債並みに下がっています。2010年4月25日付の日本経済新聞が伝えました。
社債の金利が下がっているということは、社債の人気が高まっているということですが、世界的におカネが余っていることが背景にあります。つまり、おカネを持っている人がその良い運用先を見つけられずにいて、「とりあえず安定している社債を」買っているということです。
ただし、今、人気が高いのは高格付けの企業だけで、低格付けの社債はそれ程人気があるわけでもないようです。景気が回復基調にあるとは言え、JALの破綻などもあり、投資家たちが格付けの低い企業に対しては警戒心がまだ強いことが背景にあるようです。
このところ個人向け社債の発行があまりありませんが、我々個人が買うのであれば、若干リスクを取って格付けの低いそれを買わないと、うまみがないかもしれませんね。
SBI債、まだかな。